日本全国で猛暑が続く7月25日、さくさぽフリースペースで第15回おもちゃ病院を開催しました。この日は猛暑に加え、野沢祇園祭り当日と重なったこともあり、当初受け付け開始から30分以上も来院者がなく、ちょっと心配しましたが、後半には続いて3組7件の修理依頼と1件の修理が完了したおもちゃ(前回分)の引き渡しがありました。
壊れたバズとウッディをお母さんと一緒に持ってきた兄妹が、入院治療とわかると、おもちゃの手に触れながら名残惜しそうに「しばらくお別れだね…」とサヨナラをしていたのが印象的でした。
<治療状況> 8月7日現在(すべて修理完了)

15-01 プルバック戦闘機
症状:動かない ギヤが外れた
原因:樹脂のギヤボックスがゆるんで半開き状態になりギヤが外れてしまった
処置:外れたギアを元の位置に装填し、ゆるんでいたギアボックス本体を接着固定した
元通り、戦闘機を少し引いて手を離すと前に進むようになりました。

15-02 プラレール トーマス(その1)
症状:動かない
原因:モーターの固着
処置:モーターに直接高めの電圧をかけて手回し回転後、しばらく慣らし運転した
無事に動くようになったトーマスを見て持ち主のお子さんが喜んでくれました。すぐに治療が終わったので、そのまま持ち帰ることができました。

15-03 アンパンマンしゃぼんだまステッキ
症状:音楽は流れるがしゃぼん玉がでない
原因:しゃぼん液が内部に漏れており、モーターがショートして発熱したことで、部品が熱変形した
処置:動かなくなったモーターを交換し、発熱で変形した部分を調整した
元のようにしゃぼん玉が勢いよく出るようになりました。シャボン液は台所用洗剤をうすめて作ってもうまくいきませんでした。専用の配合があるらしく、市販(百均)の液なら使えました。

15-04 プラレール トーマス(その2)
症状:動かない
原因:モーターの固着
処置:モーターに直接高めの電圧をかけて手回し回転後、しばらく慣らし運転した
02番と全く同じおもちゃでしかも同じ症状、そして同じ治療で回復しました。当日お渡しできました。

15-05 音の出るタイコ
症状:音が出ない
原因:電池ボックスの端子が錆びたことによる接触不良
処置:端子をルーターで研磨して接点復活剤を塗布
一番気にされていたタイコの音も蛇口の水が流れる音も鳴るようになりました。他の機能も元通りに復帰しました。

15-06 バズライトイヤー
症状:腕と両足が取れてしまった
原因:左ひじ関節と左右両ひざの関節が骨折(部品が分断)していた
処置:ひじ関節はタッピングネジを立てて補強してからエポキシ接着剤で接合した 両ひざ関節はステンレス線で破断部を縫合してからエポキシ接着剤で補強した
腕と両足がつながり、元通りの姿で立てるようになりました。関節も動きます。持ち込まれたときは、ガムテープが巻かれた跡が残りベタベタしていましたが、これもきれいにアルコールで払拭し、かっこいいバズが蘇りました。

15-07 ウッディ
症状:背中のひもが取れてしまった
原因:声のトリガとなるリングのひもがシャツの孔の金具で摩耗し経年劣化で途中で断線していた
処置:ひもを交換しリングを新調した
ひもを引っ張るとセリフをしゃべります。よく壊れる機構部のバネの破断等は今回はありませんでした。
<治療の様子>








