第4回(9/27)で入院治療となったおもちゃたちの修理が完了しました

治療履歴

第4回のおもちゃ病院診療でお預かりした9件のおもちゃの修理が終わりました。今回もどのおもちゃも無事元通りに動くようになりました。良かったです。これで設定した引き渡し予定日にお渡しができます。もし早めに引き取りたい場合はメールでご連絡いただければ可能な限り対応いたします。

実際の治療の様子も一部ですが最後の方に写真で紹介しています。


<治療内容>

04-01 ラジコン パトカー

症状: 前輪左右のタイヤが動かない

原因: 前輪のギヤボックス内のギヤ2枚が部分的に歯が欠けていたために、モーターが空回りしていた

処置: かけていない部分がかみ合うように2枚のギヤの配置を調整した結果、元通りに前輪が動くようになりました。特殊な部品を交換せずに動くようになったのはラッキーでした。

04-02 トミカ トラック

症状: 前輪がスムーズに回らない(購入時からの症状だそうで、製造組み立てミスと思われる)

原因: 前輪の車軸が正しい位置(溝)から外れていた

処置: リベット留めを削って前部を開け、車軸を正しい位置(溝)に移動し、軸を板ばね状部品で押さえました。スムーズに動くようになり、サスペンションも効くようになりました。

04-04 プラレール トーマス

症状: スイッチは入るが車輪が動かない

原因: ギヤボックスの最終ギヤと動輪軸についているギヤがかみ合っていないため空回りしていた

処置: ギヤボックスを本体から外し、動輪の軸ギヤとかみ合うように調整したら動くようになりました。潤滑油も塗布しておきました。

04-05 ピアノ

症状: 音が出ない(隙間から中に入ってしまったカードを取り出すために、上のねじを外したら、中で何かが取れてしまい、音が鳴らなくなった)

原因: 音を出す金属棒の集合部品(発音体)が脱落していた

処置: 底板をこじ開けて内部にアクセスし、発音体をねじで天板に固定しました。元通りの音階がなることを確認しました。カードも出てきました。

 

04-06 犬のぬいぐるみ

症状: 右の足が折れて歩けない

原因: 右後ろ足が骨折・破断していた

処置: ぬいぐるみ後部を脱がせて折れた部品を取り出し、ステンレス針金を芯にしてその部品を縫い合わせて接合しエポキシ接着剤で補強しました。元通りに元気に歩いたり鳴いたりするまでに回復しました。

04-07 アナと雪の女王のライト

症状: 電池を替えても光がつかなくなった

原因: 電池ボックスからの配線(金属板)がはんだ割れにより断線していた

処置: はんだ付けをして修復し、正常にLEDが光ることを確認しました。

04-10 プーさんのメリー

症状: 音楽が鳴り続かない 回らない

原因: スイッチの接点不良によりメリーが回転するモード(メリーモード)にできなかった

処置: スライドスイッチに接点復活剤を塗布し数回往復スライドしたところ、メリーモードにできるようになりました。優しい音楽とともに飾りのついたメリーがゆっくりと回転します。

04-11 プラレール ヘンリー

症状: 動かない

原因: 以下の複合原因で車輪が回転しなかった

①電池ボックスと本体の連結部のリード線の断線
②スイッチレバーの破断
③モーターブラシの固着

そのほか、連結器が破損していた

処置: ①連結部で切れた配線をはんだ付けで接続し、②スイッチレバー部品をステンレス線を芯にして接合、補強し、③モーターを強制的に回転・慣らし運転した結果、正常に動くようになりました。破損していた連結器の部品も新品に交換しました。

04-08 ラジコン スタントカー

症状: 四駆で回転時に片側のタイヤが動かない

原因: 車軸にゴミが巻付き、泥が付着・侵入したためにモーターが過負荷となり、焼付き劣化していた

処置: ギヤボックスを分解掃除したあと、劣化したモーターを左右とも新品に交換しました。4輪ともスムーズに回転するようになり、力強いスタント走行を復元できました。


<治療の様子>


タイトルとURLをコピーしました